『歯のクリーニングとは』

歯のクリーニングとは歯科医院でプロが行う、歯石や歯垢・着色による汚れを除去することを指します。

歯垢は一般的に『プラーク』と呼ばれ、しっかりとご自身で毎日歯みがきをしていればある程度落とすことが出来ます。

しかし、磨き残しがあるとこの歯垢が歯に付着したままとなります。2日~3日歯垢が付着している状態が続くと『歯石』へと変化していきます。

歯石の状態になってしまうと通常の歯磨きで除去することは困難になります。歯石を放置してしまうと虫歯や歯周病の原因となり様々なデメリットがあります。

中には歯石が黒くなってしまうこともあり、見た目が悪くなってしまいます。また、口臭の原因ともなります。

こういった歯石を歯科医院ではプロが専用の器具を使い除去していきます。歯石を綺麗に除去することで見た目がきれいになり、また清潔な状態になりますので歯ぐきも引き締まり健康的な口腔を保つことが出来ます。

【タバコや茶渋などの着色は落ちるの?】
歯科医院で行うクリーニングではタバコや茶渋・ワインなど歯の表面に着色してしまう汚れの除去も行います。これにより施術前よりもきれいな見た目になる方も多いです。ただ、長期にわたって着色してしまった汚れはクリーニングだけでは落としきれない事もありますので注意が必要です。

【歯のクリーニングは痛い?】
歯のクリーニングは基本的に痛みはほとんどありません。しかし、下記のような場合には痛みを少し感じる場合もあります。

■歯ぐきが炎症を起こしている
■歯周ポケットの深くに歯石がある
■クリーニングに使用する器具による痛み
■歯ぐきが後退している

上記のような状態の場合は痛みを感じる事がありますが、上記のような状態はそもそものところ定期的な歯のメンテナンスを行っていない場合に起こりやすい症状です。クリーニング時に痛みを感じないようにするためにも定期的なメンテナンスをおすすめします。

【歯のクリーニングはどのくらいの期間で行えばいいの?】
歯のクリーニングの期間は特に決められているわけではありません。患者様の口腔内の状況や歯みがきの仕方・頻度によっても異なってきますが一般的には3ヶ月~4ヶ月ごとにクリーニングをすると理想的でしょう。

というのも一度歯科医院でクリーニングを行うと口腔内の細菌数が減って清潔な状態になりますがそれでも細菌が全く無くなるわけではありません。少し期間が経過するとまた細菌の数は増えていきます。この細菌が増えていく期間が約3ヵ月~4ヶ月の為、一般的にはクリーニングを行う最適な間隔となります。

【歯のクリーニングとホワイトニングは違う?】
クリーニングとホワイトニングは全く別の施術となります。ホワイトニングは歯が白くなることから汚れが落ちるように感じる方もいらっしゃるかと思いますがホワイトニングの原理は歯の表面に特殊な漂白効果があるジェルを塗布して照射器によって活性化することでジェルが歯に浸透し白くなる原理です。

なので歯石が多く付着して黒くなっていたりむし歯や歯周病が進んでいる方はホワイトニングを受けられない・もしくは受けてもさほど白くならないケースもあります。

歯を綺麗に健康に白く保つためには基礎としてクリーニングが重要です。

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